バルバロッサ海賊サーベル
「ワンピース」や「パイレーツオブカリビアン」「ピーター・パン」などでイメージする「海賊」の皆さんが持っていそうな剣が、本記事の「バルバロッサ海賊サーベル」です。歴史的には「カトラス」「カットラス」と呼ばれる武器がそれに相当します。(海賊戦隊ゴーカイジャーの武器、ゴーカイサーベルも基本的に同じかな)
15~19世紀の剣ですが、気になるのは「バルバロッサ」というワードですね。
地中海の南側沿岸、北アフリカのその地域は、ベルベル人が住んでいたので、ヨーロッパではバーバリ(バルバリア)海岸と呼ばれていたようです。そして、それを根拠地とした海賊が、バルバリア海賊※であったのです。北アフリカの主にアルジェ、チュニス、トリポリを基地として活動した海賊です。そんな海賊の中で有名だったのが、以下に述べる「バルバロッサ兄弟」です。
※【バルバリア海賊(バルバリアかいぞく、英: Barbary pirates、またはバルバリア・コルセア、英: Barbary corsairs、またはオスマン海賊、英: Ottoman corsairs)】
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<バルバロッサ兄弟>
北アフリカの海賊の中で最も有名なのがバルバロス・オルチとバルバロス・ハイレッディンの兄弟です。彼らはバルバロッサ(イタリア語で赤髭)と呼ばれました。これは長兄のオルチが赤い髭をたくわえていたからだったのです。オルチは1502年あるいは1503年にオスマン帝国のためにジェルバ島を占領するなど、北アフリカ海岸のスペイン領を攻撃することが多く、その間の1512年に失敗した時には砲丸で左腕を失います。1516年にはアルジェで猛威を振るい、オスマン帝国の援助で町を占領し、アルジェの支配者や地方の支配者など反対すると考えられる者全てを処刑しました。最期は、1518年にスペイン人に捕まえられて殺され、見せしめにされました。
オルチは主に陸上を基盤としており、バルバロッサ兄弟の中では、海賊としては、よく知られた者ではなかったのですが、一番下の弟であるフズール(後のハイレッディン)が伝統的な海賊として活躍しました。有能な技術者であり、髪の毛や髭を赤く染めて兄のオルチに似せました。崇拝・・もしくは尊敬していたんでしょうね。多くの重要な海岸地域を占領した後で、オスマン・スルターンの艦隊で総司令官に指名され、その指揮の下にオスマン帝国は30年間以上も東地中海を獲得し支配し続けました。ハイレッデンは1546年に熱病、おそらくはペストのために亡くなりました。
オスマン帝国お抱えみたいな部分も垣間見えます。現代の私たちがイメージする海賊というよりも、宗教戦争の(もしくは宗教的な諍いの一部として)存在して以下のかも知れません。
【以下、滝 瓶太郎SwordWorldによる記述】
<カットラス Cutlass>
15~19世紀 西ヨーロッパ 長さ 50~60㎝ 重さ 1.2~1.4㎏
サーベルは基本的に騎兵が用いたものですが、それと同じような形状で特に断ち切り用に使われた歩兵用の刀剣を「ハンガー」と言う。ハンガーは、狩りなどに用いられることが多く、軍用と言うより市民が使ったものであるが、同じ経路で船乗りに用いられたものを「カットラス」と言う。船上などの混戦に使われることを想定して短く、かつ丈夫に作られた。また、刺突にも適するように、刀身の切っ先から3分の1ほどは両刃になっているものも多くあった。ピーターパンのフック船長や宝島の海賊が持っているのが、このカットラスである。
参考文献「武器辞典」市川定春著 新紀元社
「武勲の刃」市川定春と怪兵隊著 新紀元社
#海賊 #サーベル #西洋刀剣 #ファンタジー #滝瓶太郎
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