ボーエンの剣 sword of Bowen

所有者 騎士ボーエン 出典 映画「ドラゴンハート」

 この剣は、映画「ドラゴンハート」の主人公、騎士ボーエンが使用する長剣です。主人公がアーサー王を信奉する騎士と言うことなので、画像のような、両刃で十字型ヒルトを持つロングソードとして描かれるのが当然でしょう。 


< 映画「ドラゴンハート」のあらすじ>

  十世紀後半。圧政に苦しむ農民の反乱で王は殺され、王子もひん死の重傷を負う。女王アイリンは息子を救おうと、王子の教育係の騎士ボーエンを伴い伝説のドラゴンを訪ねる。ドラゴンは、慈悲深い王になることを条件に、自らの心臓の半分を王子に与え、王子は一命をとりとめる。ところが、王となった彼は父親以上の暴君となってしまい、騎士ボーエン(デニス・クエイド)は失望して城を出る。ボーエンは、ドラゴンの心臓が王子に影響を及ぼしたと信じ、野に下りドラゴンスレイヤーとなって竜退治を始める。そしてある日、その地の最後の巨大なドラゴン“ドレイコ”と出会う。敵対していたドレイコとボーエンが同じ騎士道精神の持ち主だったことを知り、次第に友情が芽生えていく。賞金稼ぎのためにグルになって一芝居うったりしていた一人と一頭だったが、ドレイコの影響で、アーサー王の騎士道精神を信条としていたボーエンの眠っていた騎士道精神が呼び覚まされ、彼と力を合わせて国民を悪政から救おうと決意する。騎士の中の騎士ボーエンと竜の力は凄まじく、王の軍勢はたちまち劣勢に追い込まれる。しかし、王のやとったドラゴンスレイヤーのはたらきによりドレイコは捕らわ れてしまう。ドレイコはボウエンに告げる。「私を殺せ。私が死ねば同じ心臓を持つ王も死ぬ。同じ騎士の心を持つお前の手によって旅立ちたい。」ボーエンは、断腸の思いでドレイコに自らの刃をうち下ろしたのだ。そして、図らずもボーエンが神に誓った「この地上のドラゴンをすべてうち倒す」という誓いも果たされたのであった。

<ドラゴンハートとショーンコネリー>

  ドレイコの声をなぜショーンコネリーが演じるかということです。この映画では、ショーンコネリーの演技の特徴に合わせてドレイコのCGが作られたと言うこともありまして、かなりショーンコネリーを意識した作りになっています。物語の途中でアーサー王伝説が絡むのですが、トゥルーロマンスで彼がアーサー王を演じていたために、アーサー王とそれに伴う騎士道物語に縁が深いという裏話もあるようです。それに、インディージョーンズ最後の聖戦で、アーサー王が探し求めた聖杯の研究の大家であるインディーの父親役も演じています。あとは、イギリスのスコットランド出身と言うこともあるようです。騎士道物語と言えばイギリスというイメージがありますからね。(ちなみに、「ハイランダー」では、主人公の先輩役のスコットランドの不死身の騎士、「ロビンとマリアン」では、晩年のロビンフッド、ケビン・コスナーの「ロビン・フッド」では、リチャード獅子心王を演じていましたね。007だって、イギリス情報部だし。やはりそういうイメージなんでしょう)


旧滝瓶太郎SwordWorldより

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